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当記事にはネタバレが含まれています。

注意してお読みください。

bigbossビッグボスの歴史まとめ

 

ネイキッド・スネーク

本名はジョンで姓は不明。愛称はジャック。「メタルギアソリッド3 スネークイーター」の主人公。のちのビッグボス。

現状、同作品がメタルギアの歴史の年代的には始まりにあたる。

(作品以前の年代)

1950年頃:大戦中の伝説的英雄であるザ・ボス(同作品のラスボス)に弟子入りし、以後10年に渡って生死を共にする。

1964年:メタルギアソリッド3 スネークイーター(バーチャス・ミッション/スネークイーター作戦)

バーチャス・ミッション:東側の科学者ソコロフの奪回を目指すが、ザ・ボスの裏切り合い失敗

スネークイーター作戦:ザ・ボスと、ソ連タカ派のヴォルギン大佐の抹殺、ソコロフが開発した新型兵器シャゴホッドの破壊に成功。

ザ・ボスを超えるものとして、ビッグボスの称号を与えられる。

しかし、ザ・ボスの裏切りは偽装亡命であり、スネークに殺されることがザ・ボスの任務であった。

■ザ・ボスの任務
ザ・ボスは東側に偽装亡命し『賢者の遺産』(秘密資金)をアメリカへ奪う任務を与えられる。
しかし、亡命の手土産にした核兵器がソ連で使用されたことにより、ザ・ボスは米政府に暗殺されることによって、アメリカが核使用とは無関係であるという潔白を証明しなければならなくなった。
自決も許されず、真相を話すことも許されず、ただ弟子によって抹殺されることが彼女の任務となった。
こうして表の歴史ではアメリカの売国奴、ソ連に核を撃った凶人として記録され、真の愛国者としての彼女を知るのはごく一部の者のみとなった。

このことは、後のスネーク(ビッグ・ボス)に人生に大きな影響を与えることになる。

 

1970年:メタルギアソリッド ポータブルオプス(サンヒエロニモ半島事件)

自らが脱退した後のFOX部隊の反乱に巻き込まれ、コロンビア北部のサンヒエロニモ半島に拉致されるが、一連の事件の中で、「賢者の遺産」を手にする。(ただし、ポータブルオプスの物語自体はパラレルワールド的な扱い。

1970年ごろ:ザ・ボスの遺志を実現するため「愛国者達」を結成。しかし、ザ・ボスの遺志を「世界を完全な統制と秩序によってひとつにする思想」と解釈し、強引な手法を行った、「愛国者達」の発案者ゼロ(スネークイーター作戦時の指揮官)と反目、さらに自身のクローンを作る「恐るべき子供達」計画を独断で決行されたことで完全に決別する。

 

1972年、カズヒラ・ミラー(ピースウォーカー、MGS5での相棒)と出会う。彼と共に、国家に帰属しない軍隊である「国境なき軍隊」を結成。

 

1974年:メタルギアソリッド ピースウォーカー(ピースウォーカー計画)

軍を持たないコスタリカに謎の軍隊が侵入したことから、その正体を暴き侵略を阻止してほしいという依頼を受ける。
任務受諾と引き換えに、カリブ海洋上の古いプラントを譲り受け、本格的な拠点であるマザーベースを設立。

軍事組織の正体はCIAであり、コスタリカで行われていたのが、完璧な核抑止秩序の構築を目的とした大規模な軍事計画――「ピースウォーカー計画」であった。
米ソ間の核戦争が引き起こされる寸前まで事態が逼迫するものの、ピースウォーカーにはAIによるザ・ボスの人格の再現が行われおり、ピースウォーカー自身の自壊的行動もあり、阻止に成功。

スネークはそれまで「ボス」と呼ばれることを嫌っていたが、自分を兵士として育ててきながら、死の間際に彼女が銃を捨てたという矛盾を受け入れられず、彼女とは違う道を進むと決める。
このとき初めて、自ら進んでビッグボスを名乗り、秩序の外側にある兵士達の楽園=アウターヘヴンを作ることを決意する。

なお、ピースウォーカーに搭載されていた核弾頭を回収したことで、「国境なき軍隊」が核攻撃能力を保有。

 

1975年:メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ

なぞの武装組織の襲撃を受け、マザーベースは壊滅。
ビッグボスも消息を絶つ。

1984年:メタルギアソリッドV ファントム・ペイン

1984年、マザーベース壊滅から9年ものあいだ昏睡し続けた末に覚醒。かつての同志オセロットの助けもあり、生き延びる。

しかし、このとき、左腕を失い、頭部に刺さった金属片が大脳にまで達し、摘出不能となる。

その後、アフガニスタンへの単身潜入を経て、ミラーを救出。

ミラーが新たに作り上げた「ダイヤモンド・ドッグズ」のボスとなり、かつて、マザーベースを襲撃した武装集団「サイファー」ならびにそのリーダー「スカルフェイス」に復讐する。

(以下、さらにネタばれ注意)

実は、メタルギアソリッドV ファントム・ペインのスネークはビッグボスにより、仕立て上げられた、メディック(かつての名もない部下のひとり)の影武者であり、真のビッグボスは何をしていたのか不明。

 

1990年ごろ:特殊工作部隊FOXHOUNDの総司令官に就任

表では特殊工作部隊の司令官として、裏ではアウターヘヴンの首領として活動を続ける。

 

1995年、アウターヘヴンで極秘裏に開発していた核搭載二足歩行戦車「メタルギア TX-55」が完成したことをうけ、アウターヘヴン蜂起を決行。
アメリカをはじめとする諸国が担う世界秩序、つまり「愛国者達」が支配する世界に、本格的に反旗を翻す。

一方で、事態の回収に当たるFOXHOUNDの司令官として、当時新米隊員であったソリッド・スネーク(恐るべき子供たち計画で生まれた自身のクローン)をアウターヘヴンに潜入させる。

ビッグボスにとって彼は、情報を撹乱するための囮のつもりであったが、ソリッド・スネークはアウターへブンを壊滅させ、ビッグボスも死亡する。(しかし、MGS5で、このときのビッグボスは、影武者の方であり、真のビッグボスではないことが判明。)

 

1999年:メタルギア2 ソリッド・スネーク(ザンジバーランド騒乱)

中東・ザンジバーランドにて軍事政権を樹立。メタルギア改Dを用いて再び核兵器で世界を脅迫。

しかし、ソリッド・スネークに、再び野望を阻止される。

※この時のビッグ・ボスも影武者の可能性あり。しかし、真のビッグボスらしくない。

このとき、焼死したかと思われていたが、「愛国者達」によって、ナノマシンを埋め込まれ、その意識を幽閉され強制的な昏睡状態を保たされ続けていた。

 

2005年 メタルギアソリッド(シャドーモセス島事件)

ソリッド・スネークに並ぶもうひとりのクローンであるリキッド・スネークが、ビッグボスやキャンベルが去った後の次世代FOXHOUNDを率い、ゲノム兵集団と共に、シャドーモセス島の核廃棄場を占拠。

新型メタルギアを奪った彼らは、アメリカ政府を脅迫し、ビッグボスの遺体を要求。(しかし、実際には死んでいない。)

ソリッド・スネークにより、事態は収拾。

 

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(リキッド・オセロット決起)

2014年 リキッド・オセロットの決起と、それを阻止しようとするソリッド・スネークの戦いの末、「愛国者達」の代理AIによる秩序が破壊され、とうとうその居場所が判明。ナオミ・ハンター、オセロット、EVAの活躍によって奪還され、さらにリキッド、ソリダスの遺体から四肢を移植され、蘇生する。その後、エピローグにて登場。

 

彼の目の前で、ゼロ少佐との決別から始まった一連の争いの真相を語り、そして“すべての始まり”であるゼロを殺害、ソリッド・スネークと和解を遂げると、ザ・ボスの墓前で、彼女の遺志に数十年越しにようやく気付いたと語り、FOXDIE(ソリッド・スネークが感染した病気)の効果によって眠るように息を引き取った。

 

おそらく、エピローグのビッグボスは本物だが、どれが5の影武者の行動かは作品中不明

 

参考サイト(ニコニコ大百科、ウィキペディア、メタルギアコンベンション