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こちらは、物語の核心に迫る記事が書いてあります。

ネタバレを読みたくない方は読まないでください。

2001年1月1日。東城会の三次団体「荒川組」に所属する極道、春日一番が主人公。

・春日一番

春日一番は風俗店桃源郷に捨てられ、桃源郷に育てられたという主人公。

成長し、喧嘩に明け暮れる毎日を過ごす一番少年は、ある日、半殺しにした暴力団組織によって監禁される。

監禁から逃れるために一番は「自分は荒川組だ。自分に何かあったら荒川組が黙っていない。」と苦し紛れのハッタリをいう。

しかし監禁していた組織は、荒川組に敵対していた組織であり、怯むどころか組長・荒川真澄を呼びつける。

そもそも口からでまかせを言った一番は、覚悟を決めたが、荒川のとった行動は思いもよらないものだった。

何の関係もない一番をかばい、自分の小指を即座に切り落として、一番を開放したのであった。

この荒川の行動に感化された一番は、以降、荒川組に押しかけ荒川真澄を親父と呼ぶようになったのである。

・荒川真澄

東城会の三次団体「荒川組」組長

劇団長の父を持っていたが、ある日、父は何者かによって殺害される。

寄辺を失った真澄少年は気がつけば極道への道を歩んでいた。

一番を助けたのは、かつての自分を見たのかもしれない。

2001年1月1日

一番は荒川真澄の一人息子、荒川真人とともに荒川真人の恋人であり、いきつけのキャバクラのスタッフでもある女の誕生祝いに向かう。

荒川真人は荒川真澄の一人息子であり、出生直後に患った低体温症が原因で車椅子生活を行っており、いつまでも子供扱いする父親と、自分の体、極道の子に生まれた自分と世の中に対してコンプレックスを持っていた。

真人は自分の素直な気持ちとして恋人に豪華な贈り物を贈るが、自分が恋人に利用されていたこと、さらに恋人の本当の想い人は警察幹部で、自分が内心は軽蔑されていたことを偶然がきっかけで知ってしまい絶望する。

そんな真人を見て、一番は声をかけることができなかった。

そんなとき、組長・荒川真澄から若頭・沢城丈が喧嘩で同じ東城会系の組員を射殺してしまい、その罪をかぶるように頼み込まれる。

尊敬する親父のため、18年にもわたる刑務所生活を贈ることになる一番。

——

2019年、ついに出所するが、春日を出迎えてくれる人はだれもいなかった。

神室町にもどった春日であったが、そこにはかつての神室町はなかった。

東京都知事青木遼の「神室町3K作戦」という警察の施策により、東城会は崩壊。

堂島大吾、冴島大河、真島吾朗といった幹部たちも消息不明、現在の神室町は警察と関西の極道組織・近江連合に完全支配されていた。

そんな状況を作り出したのは荒川真澄であることを元刑事の足立より聞く。

荒川真澄は警察に東城会の情報をリークし、同時に近江連合を神室町に手引した功績により、近江連合の若頭代行の地位についていた。

(正式の若頭である渡瀬は服役中、組長は病気療養中で実質的な序列1位。普通に考えたら八代目は渡瀬であって然るべきのはずなのに、誰なんだ。→まったく名前すらでてきません。)

また自分が使えた荒川真人もすでに他界していると聞かされ、失意に陥る。

—–

出所以来、一番は足立宏一という元刑事にしつこくつきまとわれていた。

足立は刑事課所属時代に当時の上司で現警視総監、堀ノ内十郎に担当した事件の真犯人を巡り楯突き、理不尽な左遷をうける。

その後堀ノ内の身辺を調べる中で、堀ノ内と荒川真澄の賄賂疑惑にたどりつき、証拠を握っていると思われる荒川真澄に近づくため、一番に行動をともにするのであった。

荒川真澄の真意を確かめるべく、荒川のもとにたどり着いた一番。

しかし荒川からの答えは、銃口だった。

「すまねぇなぁイチ…… 死んでくれ」

次に一番が気がついたのは横浜の異人町、そのホームレスのゴミ捨て場だった。

一番は異人町のホームレス、ナンバとその仲間たちによって命を救われたのだ。

異人町は横浜青龍会、中国マフィアの横浜流氓(はんぴんりゅうまん)、韓国マフィアのコミジュルというに異人三とよばれる3つの組織に支配されている街である。

ホームレスは横浜流氓の一味に暴力でシャバ代を巻き上げられていたが、勇者一番は横浜流氓を追い出す。ここに勇者一番のどん底から這い上がるストーリーが始まった。

その冒険の中で、一番は何者かが自分のポケットに偽札をもたせていたことに気がつくのだったが、その重大な意味がわかるのはしばらく先の話である。

春日にナンバ、足立を加えた40すぎのおっさんパーティーは職を求めるべく、ハローワークへ向けて旅立った。

ハローワークを通じて、勇者パーティーは風俗店「乙姫ランド」の従業員となる。

さらに勇者春日のパーティーは、乙姫ランドのスタッフが青龍会から詐欺で大金を取られようとしているのを阻止することに成功。

星龍会と戦ったことで、星龍会会長の星野龍平から目をつけられるも、詐欺に関しては組員が勝手にやったことであること、一番の所持していた偽札をみた星野になんらかの思惑があり、星龍会に殴り込みをかけるという件に関しても不問となった。

「乙姫ランド」にもどってきた春日一行を迎えたのは、首をつっていた乙姫ランド店長、野々宮だった。

事件発覚当初は、野々宮は自殺だと思っていた春日たちだったが、野々宮が経営するキャバクラのママ、向田紗栄子から野々宮は殺されたこと並びに殺害には横浜流氓の幹部の馬淵が関わっていることをしる。

紗栄子を加えた春日一行は馬淵を追いかけるなかで、馬淵が人民元の偽札づくりを行っていることを知るが、逆に囚われてしまう。

春日一行は星龍会のスパイだと決めつけた馬淵は、報復として星龍会の組員を殺害する。

こうして、馬淵の策略により星龍会と横浜流氓の戦争が始まってしまった。

一方、馬淵に囚われた春日一行は謎の銀髪の男(ハン・ジュンギ)によって救い出され、戦争を止めるべく、星龍会若頭高部と横浜流氓総帥趙天佑を説得する。

趙が出してきた条件は、馬淵が乙姫ランド店長殺害に関わっていた証拠をもってくることだった。

そのために春日一行は異人町であらゆる情報を管理しているコミジュルに協力を求めることになった。

コミジュルに協力を求めた春日であったが、コミジュルのアジトで春日は自分がもっていた偽札はもともとコミジュルが作っていたものであることを知る。

そしてコミジュルとの戦い中でナンバの本来の目的が判明。それは、偽札を追っていた行方不明の弟の消息探しだった。

偽札の秘密を漏らすわけに行かないコミジュルはナンバを消そうとし、コミジュルに命を狙われるようになったナンバはパーティーから離脱。

ナンバを守るためのコミジュルとの戦いのあと、平安樓にて星龍会会長の星野、横浜流氓の趙、コミジュルのソンヒから異人三の真実を聞かさせる。

それは、3つの組織が協力して偽札を作っていること、そしてその黒幕は、政治家民自党の大物政治家であること、3つの組織は社会からはじき出された自国にも帰れないようなグレーゾーンの人間を受け入れるために、その政治家が発案しつくったこと、3つの組織が均衡しているように見せかけることで、近江連合や東城会といった他の組織が入ってこれない状態を見せかけることであった。

偽札の存在がバレることは、異人三の存在を崩壊させること、政治家の失墜につながることをなるため、ナンバは異人三に狙われることとになった。そのため春日一行は異人三より早く、ナンバを探さなければならなくなった。

異人町で異人三の目のどかないところは一つしかなかった。

それは社会のグレーゾーンをすべて排除しようという政治団体「ブリーチジャパン」である。

ブリーチジャパンとは春日たちも小競り合いを起こしたことがあるが、ナンバは政治団体「ブリーチジャパン」に逃げ込んでいた。

ナンバを追って、ブリーチジャパンの事務所に向かった春日一行であったが、そこでは馬淵が待ち構えていた。

馬淵は異人三の中で抗争をおこさせ、異人三を崩壊させる中で、近江連合を呼び込み、かつて荒川が近江の重鎮になったように自分も近江に寝返ろうとしていたのである。

馬淵を退けた春日だが、あらためてナンバからは決別を伝えられる。

またブリーチジャパンの創始者であり、現東京都知事青木遼の写真をひと目見た春日は青木遼が荒川真澄の一人息子「荒川真斗」であることに気がつく。(プレーヤーが見てもまったくの別人を春日がひと目見て気がつくというのも、ラストにある感動のシーンの伏線)

馬淵を退けた春日だったが、ブリーチジャパンについたナンバが馬淵を救出する。

馬淵は異人三の偽札づくりの真実と、トップたちはつながっていたことを異人町のメンバーに暴露。
トップだけが偽札で暴利を得、他のメンバーは偽りの抗争をさせていたと扇動し、星龍会、コミジュル、横浜流氓で反乱が起こる。

コミジュルには「ブリーチジャパン」に扮した近江連合の組員たちが押し寄せた。

趙の依頼もあり異人三がナンバを許すことを条件に、コミジュルの救援に向かう春日一行。

春日は近江連合若頭補佐石尾田を退け、さらに戦いの中で、ナンバの弟はコミジュルに殺されていないこともわかりナンバとも和解。

ハン・ジュンギも仲間に加わる。

その後横浜流氓の反乱も抑え、捕らえられていた趙を救出する。

各地の反乱を抑えた春日は星龍会会長の星野から星野と荒川真澄の過去を知らされる。

荒川真澄の父を殺したのは星野龍平であったのだ。

荒川真澄の母が愛人と密通して、偽札を横領した責任をとらされたのだった。

また荒川真澄がその真実にたどり着きながらも、異人三に敵対しなかったことを星野は恩義を感じていたのだ。

偽札はかつて星野が荒川に贖罪に送ったものであり、一番に託された偽札は一番のことを頼むという、荒川真澄から星野会長へのメッセージだったのだ。

もともとは、乙姫ランドの店長の真犯人探しから始まった春日の旅だったが、事態の真の黒幕がかつての「荒川真斗」であった青木遼であり、その青木遼から異人町でできた仲間たちを守る戦いにかわっていた。

春日は青木と接触をはかるが交渉は決裂する。

そんなとき、18年前の弟分であるミツから連絡がある。

荒川真澄が今、蒼天堀の近江連合本部にいること、そして春日の力を待っていることを知らされる。

春日は仲間たちとおもに近江連合本部に乗り込むのであった。

近江連合本部に乗り込んだ春日を待っていたのは、かつてない力をもつ碧眼の男(真島の兄さん)と虎のような男(冴島大河)だった。

ふたりの人外の前に、春日の冒険も終わりかと思われたが、そこに荒川真澄と東城会六代目堂島大吾が現れ、ついに荒川真澄の真意が語られた。

荒川真斗から荒川真澄に東城会の情報をリークして3K作戦に協力すること、協力しなければ、荒川真澄の命はないことの脅迫があったこと。

これを断ったとしても、別の組長が脅迫されるだけと考えた荒川真澄は堂島大吾にありのままを伝えて相談した。

しかし堂島大吾も近江連合の渡瀬ももともと、今の極道のあり方に限界を感じていて、両組織の解散を考えていた。
(堂島大吾はともかく、普通に考えたら渡瀬の行動はありえないのですが、五以降になにかあったんですかね・・・。個人的には渡瀬は好きなキャラなので、外伝として、物語の補完は少し期待。)

青木遼の3K作戦を利用することにした堂島大吾はわざと、情報をリークさせることにする。

また荒川真澄は近江連合の組員を神室町に引き入れることで、近江のコントロールを握るとともに、近江の半数の組員を関東に引き入れ、関西のまもりを薄くし、渡瀬が出所と同時に、近江連合の解散を宣言する妨害する解散反対派の戦力を減らすという策略であった。

荒川真澄の真意を聞いた一番は荒川に協力することとなる。

そして、渡瀬の出所祝の日、開口一番、渡瀬は近江連合の解散を宣言。

反対する近江連合の幹部らを抑えるため、春日パーティー、荒川真澄、堂島大吾、渡瀬、冴島、真島、事態に賛同した近江連合若頭補佐天童が共闘。

さらに渡瀬が雇った謎の用心棒(作中、名前を呼ばれることがない謎の男、真島「やっぱり、いきとったんか!」ソンヒ「伝説の龍・・・」なんて言われてるが、正体は誰なんだ。)の力もあり、事態を収拾。

事態が収まったあと、一番は荒川真澄と18年ぶりとなる親子の会話をかわす。

しかし、これが二人の最後の会話となるのだった。

荒川真澄は一番と会話のあと、星野会長と会食、その後、何者かに殺害される。

さらに星野会長が狙われていると知った一番は、星野会長保護に向かうも、ときすでに遅く、荒川組若頭沢城にによって星野会長は殺害されていた。

怒りに燃える春日は、沢城を倒し、荒川真澄を殺したのも沢城であるかを問い詰める。

沢城は、青木遼から殺害を指示されたが、さすがにそれはできなかったことを、一番に明かした。

そして、自分も如何にして荒川真澄の子分となったかを一番に伝える。

その沢城の話の中で、2つのある衝撃の事実を一番は知る。

一つは18年前の殺人の真犯人は荒川真斗であること。

そしてもう一つこそ、一番にとって信じがたい真実だった。

——-

沢頭を警察に引き渡した後、途方にくれる一番の前に再び例の謎の男が現れる。

謎の男は一番に対しある重要な情報をもっているが、今の一番には渡せないと告げる。

謎の男との話し合い(物理)「死にてぇ奴だけかかってこい!」→の結果、一番の頭も冷え、謎の男から青木遼の次の狙いに関する情報がもたらされる。

青木遼は近江連合の石尾田と変装の名人である殺し屋「ミラーフェイス」を雇い、警察に捕らえられている沢城さえ殺害しようと企ているのだった。

計画を止めるべく、石尾田とミラーフェイスを止めに、石尾田のアジトに乗り込む春日一行。

石尾田を倒し、石尾田から荒川真澄殺害の実行犯は、近江解散時に共闘した天童陽介であることを知る。

しかし、これら一連の流れも青木遼と天童の手の内だった。

元から石尾田・ミラーフェイスもおとりにするつもりだった天童・青木は石尾田、ミラーフェイスもろとも、春日一行を爆破する。

勝利を確信した青木は神室町で次の選挙に向けて演説を実行。

そこに現れたのは死んだはずの春日一番だった。

春日は青木にミレニアムタワーの荒川組の事務所に、青木遼が沢城に荒川真澄殺害を指示した証拠の録音データが残ってること、それを春日が取りにいくことを伝える。

ハッタリだと確信した青木であったが、無視もできない青木は天童に録音データの回収を指示する。

それこそが春日の狙いだった。

ミレニアムタワーに天童を呼び寄せるよせて、すべての決着をつけることが春日の狙いだった。

ここに春日と天童の戦いが始まった。

一方、青木遼は選挙日当日、選挙戦勝利のインタビューをマスコミ各社から受けていた。

そんな時「青木遼、殺人並びに殺人教唆で逮捕状」とのニューステロップが流れる。

何が起こったかわからない青木遼は天童に連絡をとるも、とれず、やむなくミレニアムタワーに向かう。

そこにいたのは戦いに勝利した天童と、天童によって壊滅した春日パーティーだった。

安心した青木遼は天童に春日の仲間たちの皆殺しを命じる。

その瞬間、死んだはずの春日が再び目覚めた。

勝利したと思われていた天童は、殺し屋ミラーフェイスの変装で、本物の天童は春日パーティーによってすでに倒されていた。

春日もろとも殺害し切り捨てるつもりだった殺し屋ミラーフェイスも春日に救出されており、春日に寝返っていたのだ。

春日の仲間たちの殺害を命じた場面を完全に録画され、ただちにネットにアップされた青木。

青木こと荒川真斗はあらゆる人間を切り捨ててきた結果、自分が切り捨てた殺し屋に裏切られ、社会的には抹殺されることが確定した。

春日は必死に説得を試みるも、追い詰められた真斗は警察官を人質にとり逃走。

全てに疲れ果てた真斗が最後にたどり着いた場所は、一番と自分の運命の交差が始まったとある始まりの場所だった。

しかし、そこに一番もやってくる。

最後にここに来ることはわかっていたと、一番。

闇の勇者一番の説得についに、その心が開かれる光の魔王、荒川真澄。

ふたたび、その手と手、心と心、光と闇が交わろうとしたその時・・・・・・・

——

事件が終わり、東城会、近江連合は解散。

関西、関東ともに極道からはじき出された人間を受け入れるための組織が、堂島、渡瀬のものとで作られようとしていた。

春日は彼らからスカウトを受けるが、自分の今の仲間たちは、異人町にいると言い、紗栄子、足立、ソンヒ、ハン・ジュンギ、趙たちのもとに戻るのであった。

いろいろイベントはカットしてますが、概ね上記のとおり。

ゲーム的なイベントもかなり端折ってます。

メインシナリオには絡まない会社運営のメンバーなどはまるまるカット。

青木と接触するための選挙戦関係のイベントもカット。

物語の真の核心、「光と闇の行方」の意味もぜひ、自分で見ていただけばなと思います。

急いで書いているので、そもそも日本語におかしいところはご容赦を。

ストーリーも良くできているのですが、相変わらずどんでん返しを狙いすぎてて、ツッコミどころも多いっす。

・荒川真澄が一番を撃った理由が浅すぎるというか、対して意味がない

本件の事態の核心には一番は関係ないので、そもそも親っさんがいきなり一番を撃つ理由がなさすぎるのです。

しかも、おもいっきり左胸を撃ってる→ふつう即死やろ

異人町のホームレス外に瀕死のけが人を捨てた→元看護師のナンバがいたのはあまりにも偶然

偽札を託す→一歩間違えば、瀕死の一番のから盗まれたり、一番が落とされたり、そもそも、星野会長に知り合ったのも偶然。

・18年前の真犯人が真斗である意味が無理矢理過ぎる

沢城がただの悪党でなく、真斗の闇落ちのきっかけの一つにしたいんでしょうが、それだと、荒川真澄は真犯人は真斗であることを知らなかったということになり、ちょっと無理矢理感が強い。

・桐生ちゃんの無理矢理感

いろいろ察すると政治家としての青木遼を疎ましくおもう連中からの情報もあって桐生ちゃんも動いてるんでしょうが、ストーリー上いろいろ無理矢理感が。

・渡瀬の性格と謎の近江連合8代目

5の渡瀬からすると、絶対に近江を解散などしないし、堂島大吾と対応に話そうとはしないし、そもそも八代目だれやねん。

龍が如くチームのルールとして、主人公はヤクザにはしないというルールがあるそうなんですが、その辺でいろいろやりにくうて、いろいろリセットしたかったんですかね。

・仲間になると「いい人」になるマフィアたち

ソンヒ、趙ともに仲間になるとお人好しの「いい人」化。その結果、乙姫ランド店長殺しの実行犯の馬淵の処分が曖昧に。
警察にすら突き出さず、異人町を追放化するだけというなんともおかしな処分に。
もともとの一番の旅の目的は、店長の真犯人探しなのに、それでなっとくする一番もかなりおかしい。

・暗にサイドストーリーの会社経営をやってこい、と示唆する会長。

とあるイベントで星野会長から300万作ってくるように指示される一番。
結論から言うと、本ゲームのゲームの一つ会社経営をするしかない。
だから、これはサイドストーリーをクリアしてからこの先は進めという作り手のメッセージ。
たしかに、その先は会社経営して資金を稼がないと進むのが難しいステージ。
親切設計ではあるが、結果としてためた300万も使わないので、実は意味がないストーリーになっている。
先に会社経営を終わらせていた場合、何千万か持っている一番が、「そんな大金!?」と慌てふためくのは、龍が如く0で国家予算並のお金を持ち歩く桐生ちゃんが10億の土地で振り回されるシュールな笑いと同じ状態に。

・真島の兄さん&冴島が実質的なバトルのラスボス。

本作の実質的なラスボスはこの二人。

普通に進むと間違いなく初見殺し。

直前のバトルアリーナでかなり装備を整えないと、ワンパンで一番が即死。

桐生も強いが、桐生は女性は殴らないという縛りプレイをしてくれるので、二人ほど凶悪ではない。

・ラスボスはマドハンド。

ラスボスの青木遼がかなり弱い。

シリーズラスボス最弱。

ひたすら仲間を呼ぶだけ、まるでマドハンド。

サテライトレーザー連打で終わってしまう。

錦、郷田のような熱いバトルからしたら、最後はがっかり。