ダンガンロンパ １・２はVITA版でクリア済み。
ストーリーはひどいので忘れるようにしました。
※つまらないという意味じゃなくて、凄惨なんで思い出さないほうがよいという感じ、後味は悪いというイメージだけが残ってます。
ダンガンロンパってどんなゲーム？
基本的に謎解き推理アドベンチャーを軸にした、サバイバルゲーム。
推理ゲームとしては、逆転裁判のような謎解きアドベンチャーで、相手の矛盾を追求していく面白さはあります。
謎解きゲームとしてはかなり面白い。
ストーリー
ストーリーはかなり人を選ぶ。
可愛らしい、絵柄とは逆に、ストーリーはかなり凄惨。（それでも、１のほうが強烈やったが）
「だれもが好かれるキャラクター」からだいたい理不尽に殺されていく。
ゲームを楽しむコツは、「ゲームと割り切って」あまりキャラに感情移入しないように楽しむこと。
キャラに思いを持つと、プレイヤーに好かれるキャラはだいたい凄惨な最期を遂げるのでトラウマに。
エンディングも大団円とは言い難いので、逆転裁判のような大団円エンドが好きなひとはゲームとしては楽しめても、ストーリーはムナクソ注意。
とくに、１・２はサイコなキャラ、モノクマを、大山のぶ代さんがみごとに演じることで逆にサイコさをましていた。
３からはTARAKOさんに変更。
モノクマとも合うが、黒さがややマイルドに。
感想
１章までクリア
いきなり、「アレ」な展開。
「え、まじで？」というくらい驚きの展開からスタート。
ただし、被害者・真犯人ともに、かなり謎を残したまま死んでしまったので、今後、同回収していくかというところ。
３章途中までクリア
トリックがめちゃくちゃ雑。
ちょっとずれたら、成功しないトリックばっかり。⇒それゆえ、トリックがわかりにくい。
そんなの、偶然性が高すぎでわからんだろというトリックが多い。
３章以降
被害者が偶然うごいていれば凶器が刺さらないトリックとか、何回もチャレンジしないと成功しなさそうな密室トリックなど。
そこが萎える。
あと、状況証拠中心に追い詰めるものが多い、「この犯行は君にしかできなかった、やってないなら立証しろ。」と。
普通、やってないことを立証するのは難しいだろ・・・・
まあ、犯人は認めちゃうわけですが・・・
違和感。
リズムゲームがシビアすぎ
真犯人との最後の追求戦をリズムゲームのようなゲームで行うのですが、入力が超シビア。
疲れる。イージーでも結構難しい。ハードは無理ゲー。
周回ゲームでもなかろうに意味あるのかという仕様。
あと、時間制限のある捜査パートがあるんですが、あれも初見無理ゲー。
ハラハラ感が味わえるといえなくもないし、ミス救済されるのですが、制作者の自己満足感が高い。
クリア後
中盤は、いまいちピントこない動機というか、短絡的な動機で殺人が続きます。
登場者のひとりAが、Bを殺害しようとしているのがわかった。⇒BはAを逆に殺してやろうと、しかもCを利用して殺害（それも、「登場者のひとりが自分を殺害しようとしているのがわかった。」というのが本当という証拠はない）⇒しかも、ストーリー後半では犯人は安易に殺害や殺人教唆をするような人物ではないという事実が判明。※Bの正体が悪人か善人かが、未消化。
登場者のひとりが首謀者を追い詰める策を思いついた⇒仲間の一人が、誰にも相談せず先走り、首謀者を殺害しようとする⇒誤って、別人を殺害する。
王馬小吉のキャラ設定の辻褄が合わない。
そもそも、モノクマのいうことを何故かみんな鵜呑みに。
など、なんかおかしいとこがいろいろあってどうもリアリティーを感じない。
しかも、そんなの、ひっくるめて、制作者側が「おまえら、ゲームなんだからw、真面目に考えてどーすんのw」という開き直りのメッセージが入ってます。
まあ、サバイバルの雰囲気だけは楽しめます。
終盤～エンディングは「アレ」です。
たぶん、納得感のある終わり方ではないと思います。
制作者の自己満足感がつよいオチです。
アマゾンのレビューにあった言葉を借りると、「つまらないものですが」と言われて、「つまらないものと書かれたメモ」の書かれたプレゼントを渡されて、「つまらないものといったじゃないですが、ウプププ」と言われてる気分。
ストーリーは絶望というか、がっかり・失望感を味わいました。
おすすめ？
繰り返しだが、かなり人を選ぶところ。
特に中高生は注意。
これはあくまで、ゲームです。
一歩下がって楽しみましょう。⇒まあ、とはいえ、今回のラストは途中、ばかうけ、最後は、「はよおわれ」になりました。
議論を進めていく学級裁判は楽しめます。
しかし、ストーリーや、推理アクションのシステム周りは、プレイヤーを困らせようというシステム周り、とか、問題提起してやろうという小賢しいメッセージ性がうざい、制作者満足が高い作品。
変態が作った作品です。
繰り返しですが、ストーリーは「つまらないものですが」と言われて、「つまらないものと書かれたメモ」の書かれたプレゼントを渡されて、笑える寛容さというか、ジョークというか、それでもゲームなんだからという気持ちが持てれば楽しめます。
推理パートは面白いし、ゲームとして楽しめるものは満たしているので★★★☆☆というところかな。
