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おおよそ、西暦180年~250年くらいまでの中国の物語。

漢(後漢)の末期~晋のはじまりまでの英雄たちの物語。

もっとも、殆どの物語は、物語の中心人物の一人、諸葛孔明が亡くなるまで、あるいは、亡くなった後は、エピローグとして簡単に語られて終わる場合が多い。

諸葛亮没後の話を詳しく知っている人は相当の三国志マニア。

三国志の主人公は?

三国志は史実を元にした、物語なのでもともとは主人公はいない。

しかし、日本で「三国志の物語」というと、明の時代に書かれた「小説 三国演義」をもとにさらに、日本向きにアレンジされたものが多い。

そして、日本の三国志の原作的なものになっているのが、吉川英治の三国志。

三国志全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

現在では、かなり安く購入できるほか、そもそも著作権が切れているので、なんと無料で読むこともできる。

青空文庫(吉川英治)

こちらの吉川英治の三国志が日本の三国志キャラクターのイメージの元になっている。

かの横山光輝の三国志もほぼこちらの吉川英治の三国志準拠。

漫画で簡単に読みたい場合は、横山光輝三国志から入るのは非常におすすめ。

話をもどすが、三国志の主人公といえば、以下のような人物が挙げられる。

三国志の主人公その1:劉備玄徳

吉川英治三国志の物語前半のダブル主人公の一人。

義のために民のために戦い、強気をくじき、権力と戦い、弱気を助ける。

日本人受けするキャラクターとして描かれる。

三国志の主人公その2:曹操孟徳

ダブル主人公のもう一人。

若い頃は野望の塊でありながら、正義のために戦うも、物語が進むに連れて、悪役として描かれる。

平和の時代のスーパーマン、乱世のダークヒーロー。

三国志の主人公その3:諸葛亮孔明

物語、中盤で劉備の配下となる大軍師。

孔明が登場してからは、三国志は「諸葛亮物語」となる。

劉備没後は劉備の意志をつぐ。

ほとんどの三国志は、諸葛亮が没するまで描かれて終わるまたは、その後の話はエピローグとなる。

その他の皆さん

・孫権、孫策などチーム孫呉
物語、序盤から終盤に至るまで、第3勢力として描かれる。

物語終盤は、劉備(諸葛亮)の蜀、曹操(とその息子、孫)の魏、孫権の呉の三すくみが描かれる。