ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わりをクリアしたのでレビュー
クリア時間
いろいろマルチのお手伝いなど寄り道して37時間、
真っすぐ行けば20時間ちょいでもクリアできると思います。
ストーリーとその感想
基本的にドラクエらしい、勧善懲悪の真っすぐなストーリーです。
シンプルに楽しめて、過去のナンバリングがしたくなる。
とくに、4はライアン・ブライ・勇者以外は参戦しているので、4をもっかいしたくなる。
ただし、物語とおして主人公不在。
主人公・メインキャラ
ラゼル
主人公(笑)
誇り高き騎士の卵(笑)
「じわじわ、たぎってきたー!」が口癖のやたらとうざいキャラ。
ヒーローズ1の男主人公もうざかったが、なおうざい。
本作品をつまらなくしている要因の一つ。
まったく主人公らしくない、主人公。
好感が持てない。
ひたすらうざい。
まあ、悪いやつじゃないんだが、感情移入や共感できない。
がんばってはいるんだが、他の声優さんがうまいなか、やっぱり俳優さんなんで、やっぱり、下手くそさがめだつ。
俳優起用はこれっきりにしてほしい。
あるいは、どうしてもいうならオーディションしてほしい。
なお、戦闘は、職業から自由に選べる。
テレシア
女主人公。
いわゆる委員長キャラ。
主人公っぽくないが、ヒロインとしてはまあ、及第点。
森山さんに比べれば、武井さんのほうが随分うまい。
同じく、戦闘は、職業から自由に選べる。
オルネーゼ
孤高の女戦士(笑)
ぜんぜん、孤高じゃなく、チームリーダー。
というか、オルネーゼが主人公でいいじゃないかと思うくらい、チームを引っ張る。
戦闘力も高く、セルフバイキルト+セルフヘイストが使えて、中盤まではボタンを連打する必要すらなく、△押しっぱなしで敵を蹴散らしていく。
ハッサンさえいなければ、戦闘力も中盤までトップクラス。
回復手段をもてば最強クラスにもなれたが。
ツェザール
キャラのなかで唯一、炎・氷・雷をひとりで使えるというと、強そうに聞こけるが、本作は属性より、「レベルを上げて物理でなぐる」のがいいので、全く空気。
また、MPの回復手段が少ない本作でMPを使わないと強く戦えないので非常につい辛い。
その他、参戦シリーズキャラ
アリーナ(4)
本作でもやはり強い。
ガンガン攻めることができる。
しょこたんはよいですね。
しかし、キャラが濃く性格的に主人公なので、前にですぎると、主人公らしくない2人を喰ってしまうことまちがいので、露出は控えめ。
また、今作は物理キャラは強キャラがいるので、相対的に戦闘力は抑え気味。
クリフト(4)
神官なのに前作ではホイミを使えな方が、本作では一応、フィールドにヒールスポットをつくることができるが、能力的に主人公職業「僧侶」の下位互換的な能力なので使わない。
バグ技で強かったらしいが、修正済み。
トルネコ(4)
キャラ的には面白いが肝心の戦闘は、回復も攻撃もなにもかも中途半端。
ミネア(4)
遠距離で戦うタイプ
遠距離攻撃+サポート+回復
本作ではメインストーリーをソロプレイする場合は、敵の思考が基本的にプレイヤーを狙うので、近距離パワー型でないとどうしようもないのでメインでは使えない。
しかし、サポートとしてはトップクラスに優秀。
マーニャ(4)
キャラで唯一、空中コンボが決められるので華麗にまえるため、戦闘はおもしろい。
マルチで戦ってると面白いが、HP回復手段がなく、MPも使うのでガス欠になる。
ハッサン(6)
いろいろとおかしいくらい強い。(というか、他のキャラにはなにかと弱点があるがハッサンだけ弱点がほぼない)
パラメータが全キャラトップで、アリーナ以上に会心を連発。
自身でバイキルトもかかるため、通常攻撃が、ほかキャラのMP仕様の特技と同じかそれ以上に強力。
しかも、やたらと敵をスタンさせる。
他のキャラが3桁ダメージ、必殺技で1500くらいのときも一人、正拳突き連打でトータルで10000くらい叩き出すことも。
会心がのると、一撃で9999ダメージもレベル40程度で出る。ほかキャラだと1000出すの精一杯のレベルで。
しかも、会心が乗りやすい。
しかも、めいそうで自力回復できるので死なない。
基本的にタメ攻撃連打で敵を蹴散らしていく、龍が如くの冴島大河のようなバトルスタイル。
弱点は移動が遅いくらいだが、本作では敵はマルチ以外はプレーヤーを狙ってくるので、向こうから突っ込んでくるため問題なし。
テリー(6)
前作に比べると随分弱体化。
分身攻撃はまあ強いが、鍛えないと、力が弱いので、はやぶさ切りでほとんどダメージを与えないことも。
数少ない、MPを自身で回復できるのは魅力。
マリベル(7)
遠近ともに強いが、操作が複雑。
タメ攻撃を繰り返して勝てるハッサンやボタン押しっぱなしのオルネーゼと違い要テクニック
ガボ(7)
ホイミンと仲良し以外は空気
ラスボス
わかりやすい悪者でよいが、1のラスボスに比るとインパクト薄い。
いろいろと世界を飛び回って悪巧みをしているのに何故だろう。
戦争を引き起こしており、間接的にたくさんの人や魔物を殺害しているはずだが、たぶん、犠牲者らしい犠牲者がでる描写がないせいかも。
戦闘の評価
つまらなくはないが色々とバランスが悪い。
プレーヤーのことをあまり考えず、難しさを演出するためか、イライラの貯まるトラップや、やたらと硬い敵キャラにイラつく。
三國無双のような爽快感を期待すると「コレジャナイ」感があること間違い無し。
作品全体を通していえることだが、プレーヤーのことを考えていないことが多々目につく作品。
難易度をあげるとストレスを与えるが混同されている
たとえば・・
やたらと硬い中ボスのキラーマシンうようよ、フロストギズモうようよ
普通にプレイしていると、あるシナリオで一体倒すのが大変なキラーマシンに3体も囲まれる。
直撃されると即死。
それが3体に囲まれたら、シナリオのボスより遥かに強い。
本作では、敵の氷結攻撃が全体的に強く、防げない。
レベル差に関係なく凍らされて、動きを取られる、氷結させられ⇒フルボッコにされるのがひどい。
オリジナルの2のキラーマシンやオリジナルの3のフロストギズモを彷彿させる強さとうっとおしさ、
入り口や、ルーラの着地点に敵がおり、強制戦闘
おまけに、そこにキラーマシン数体とフロストギズモが固まっていると、死亡または、リトライ確定。
なぜ、ルーラの着地点は安全地帯にしなかったのか。逃げられない。
バッドステータス回復手段がない。
本作では状態異常攻撃を敵が結構してくるが回復手段が、主人公をサポートキャラにしたスキルくらいしかない。
しかし、主人公をサポートキャラにすると、敵はこっちを狙ってくるので、アタッカーにせざるを得ない。
そうなると、状態異常回復手段が実質的にない。
したがって、敵の氷結、おどり、睡眠などが異様に強くなる。
なぜ、回復アイテムすらいれなかったのか。
あるいは、ほかキャラに回復手段を増やさなかったのか。
敵の行動パターンと味方AI
基本的にソロプレイの場合、敵はプレーヤーを狙ってくるので、サポートキャラでのプレイは困難。
必然的に近距離パワー型しか使えない。
また、なぜか、ときおり何もせず棒立ちする味方。
「敵をひきつけろ」とか「回復しろ」など作戦が全く出せない。
必然的にパーティーはハッサン+主人公(僧侶)×2+ミネアみたいなキャラになる。
ゲーム全体的にバランスが悪い
ソロプレイでシナリオを普通にやるとパーティーが固定されがち。
遊びができない。
マルチプレイありきの戦闘システム
サポートキャラや遠距離攻撃キャラを楽しむにはマルチでやらないと楽しめないのは不便極まりない。
どのみちマルチはいずれ過疎化するので、ひとりでいろいろ楽しめる仕様になっていない。
そら、レベルを上げればどんな使いにくいキャラでも戦えるが、ちょっとちがうでしょ。
無双のような爽快感はない
アクションRPGではあるが、真三國無双の爽快感はない。
基本的に雑魚が異様に硬い。
特定の火力が強いキャラでないと、けちらせない。
雑魚でそれなので、中ボスは言わずもがな。
真・三國無双の「難しい」くらいの硬さが全体的にある。
一応救済でアイテムを使えば、一時的に難易度は下げられるが、そのアイテム自体ちいさなメダル消費するというレアアイテムなため「不親切」
どのみち周回しないとやりこめない仕様なのだから、一回はサクっと薦めたいプレイヤーも多いハズ。、
初めから難易度を下げればよかったのに。
全体的な感想
ストーリー
真っすぐな勧善懲悪のドラクエらしいストーリーはいいが、主人公不在。
感情移入、共感できない男主人公。
ヒロインはヒロインらしいが、男主人公のつっこみ役なため、自身が主人公キャラではない
どっちかというと、オルネーゼが主人公でチームヒロイン。
エンディングではリーダー扱いされてますが、それって血統だけで、ストーリー的にチームを引っ張んたんはオルネーゼでしょうに。
戦闘はハッサン優遇。
ソロプレイの場合、主人公はサポートにして、ハッサン中心の近距離パワー型じゃないときつい。
特にストーリーに直接はほとんど絡まないハッサンが強いので、ハッサン自体がどうこうというわけじゃないが、違和感アリアリ。
戦闘
バランスが悪い。
キャラで難易度が変わる感がすごい
ハッサンくらいの難易度でほかキャラもプレイできればそこそこ爽快感もあったかも。
あと、状態異常の回復手段をいれるか、時間をもっと短くするかだ。
コンボ止められるだけや防御不能でも十分凶悪なのに数秒止まるはストレス。
点数つけるなら
アマゾンでレビューするなら★★★
60点というところ。
改善点が見えるだけにいろいろ少し残念な作品。
プレイヤーに難しさを感じさせたいじゃなくて、難しいながらもストレスを与えないという視点を持てればもっとよくなったであろう制作者サイドの自己満足感が高い作品。
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