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ウィッチャー3をクリアしたので、これから検討している人や、
やり始めた人にむけての感想やアドバイスなど。

ちなみに、シリーズ初プレイです。

世界観

エルフやドワーフなどが登場するの剣と魔法のファンタジーの世界。

モンスターハンター(ウィッチャー)のゲラルトの物語。

ゲームとして

アクションRPG。

ただし、バトルは弱攻撃・強攻撃のみで防御も強敵の攻撃は、回避するしかない。

単調。

同じ、洋ゲ―として比較されるホライゾンとくらべると、爽快感は少ないし、
狩ゲーのように巨大な敵を倒す楽しさも少ない。

基本的に主人公の成長は、防御力、攻撃力のアップと、魔法の強化が中心。

でも、いろんな攻撃アクションが増えるわけではなく、
多少、新魔法が増えるものの、基本的に武器・防具によるステータスアップが中心の成長システム。

本作の一番のポイントは、RPG史上最高クラスのボリューム。
作り込まれたシナリオ、マルチエンディング。

とにかく、良くも悪くもシナリオが長く、サイドストーリー一つでもやりごたえがすごい。。

そして、選択肢でシナリオが多数に分岐する。

また、数も膨大。

JRPGのような、多少のシナリオの差はあれ、シナリオを順に勧めていくゲームではなくて、
プレイヤーの選択でシナリオが大きく変わる。

しかも、良かれと思った選択肢がバッドエンドになったりと、
良くも悪くもリアリティー。


良かれと思って、地縛霊の呪いをといたつもりが、悪霊に騙されて、悪霊を世に放ってしまいました。等

敵を倒すための準備でゲームでよくあるシーン。

仲間たち「準備はできたか?」
・いつでも、いいぞ。
・ちょっとまってくれ。

大抵のゲームだと、下を選ぶと、「早くしろよ」みたいな感じで待ってくれるのが、
本作だと、下を選ぶと、「今更、何言ってやがる!俺たちだけでもいくぞ!」⇒仲間全滅

なんてシーンも。

龍が如くと比べると、あちらはメインストーリーはシリアス、
サイドはバカゲーという感じだが、ウィッチャーはサイドストーリーも重厚。

しかも、サイドストーリーの選択もメインストーリーに大きく影響する。

日本のRPGだと、メガテンシリーズのように、ロウ・ルート/カオスルートのように大きく別れていて、
だいたいそういう選択肢をしていれば、ゴールがなんとなく分かるが、本作はエンディングの分岐点が非常に多く、
しかも、よかれと思った選択肢が、裏目に出たりと、人生の様に、コントロールが困難。

シナリオがとにかく作り込まれている。

探偵パート

とくにサイドストーリーでウィッチャーのしごとを依頼されたときに行う、探偵パート。

正体不明の怪物に襲われていると依頼をうけると、
被害現場を検証することになるのだが、これが探偵パート。

足跡を追跡したり、証拠から真実を導くのはまさに探偵ゲームのよう。

いまいちななところ

新規プレイヤーへの解説不足

シリーズ3作目らしいが、とにかく、メタ的な説明セリフが皆無で、
そもそも主人公はなんのために旅をしているか、よくわからず、
過去作からたくさんキャラがでてくるが、何の解説もない。

一応、人物辞典はあるが、記述がわかりにくい。

例えばこんな感じ

イェネファー
「ゲラルトの元恋人」

みたいに、結論から書かれているとわかりやすいが、

イェネファー
「彼女とゲラルトの関係を語るには、一言では語れない」

など、抽象的な表現が多くてよくわからない。

序盤

序盤、レベル10くらいははっきり言ってクソゲー。
特に、新規プレイヤーにはつらい

・カネがない
とにかく、カネがない。
回復すらままならない
武器もほとんど手に入らない

・ダークすぎて敷居の高い雰囲気
戦争の真っ只中をリアルに描写。
その変に普通に死体は転がってるし、人々の心も荒んでいるので、
善意の選択肢がことごとく裏目に。

・主人公がとにかく弱い
ゴロツキや、雑魚キャラに囲まれるとすぐ死亡。
本作は敵を倒しても大して、強くならないので、
まずは、自分より弱い敵を見つけないと行けない。

ゲームとして面白さがでるのはレベルが10くらいになって、ノヴィグラドという比較的平和な街にいってから。

事故死の多さ

こんな、高さで死ぬの!?というくらい、の高さから落ちて死ぬ。

水中の操作性が悪くて、ちょっとした岩場に引っかかって溺れ死ぬなど、事故死の要素が多い。

バグ・フリーズ

ロードが上手くできず、フリーズすることがちらほら、
オートセーブなんで5分ほどで戻れるが、ストレス。

武器・防具のバランス

本作は店で売っている武器の強さが主人公のレベルを目安にランダム決まる模様。
その結果、イベントなどをこなして、仲間からもらえる「これは一族に代々伝わる伝説の剣、お前にこそふさわしい!」的なものが
そのへのお店で売っているハガネの剣的な武器より弱いということに。

苦労してあつめる伝説の防具より、お店で売っている防具のほうが単純な防御力では強かったりもする。

キャラクターの解説

本作、とにかくキャラの解説がなかったりよくわからないので、最低限の紹介を。

主人公:ゲラルト


ウィッチャー:人々を困らせるモンスター狩りが本業の魔法戦士。
ウィッチャーは改造人間であり、実年齢は100を超えているらしい。

物語はゲラルトがはぐれてしまった、元恋人のイェネファーと育ての娘のシリを探す旅をすることから始まる。

どうやら、過去にはいろんな女性に手を出している模様。

イェネファー

イェネファー
女魔術師
ゲーム頭から登場するが、ゲラルトとの関係が何の説明もされないので、シリーズ新規プレイヤーは敵か味方かすらわからないことになる。
ゲラルトの元恋人で、恋人候補、ヒロインの一人。
実年齢は100を超えるらしい。
シリの母親代わりで彼女は彼女でシリを探している。

シリ


ジルエアエルと呼ばれることも。
ゲーム頭のチュートリアルではゲラルトの夢では子供時代の姿で登場。
異世界を自由に渡り歩けるという特別な力を持っているため悪い奴ら(ワイルドハント)に追われる。

ワイルドハント

本作の敵。
異世界から来た軍隊。
世界の人々からは、悪魔のように恐れられている。
シリの力を狙って付け狙う。

まとめると、ウィッチャー3のストーリーはゲラルトが旅の途中ではぐれてしまった、育ての娘のシリを探す旅の物語です。
⇒こんなことも解説がない。

評価

★★★☆☆

個人的には★3

人を選ぶと思います。

ゲームとしては名作です。

2015年のゲーム・オブ・ザ・イヤーもわかります。

シナリオもすごいです。

マイナス点

キャラに魅力がない

一言でいうと、ろくでもないやつが多い。

主人公、ヒロイン含めて実年齢は100を超える老獪な人物なので、清濁併せ呑む人々です。

純粋さはありません。

基本、性悪説で言ったほうがいい世界感で善意が踏みにじられることもたびたび。

敵に魅力がない

モンスターは良いモンスターも含めておどろおどろしい。

いわゆる、「いいスライム」的なキャラでこれです。

序盤のコツ

どこからやってはいいというのも逆に、新規にはつらい。
まずは、レベル10くらいまで、サイドストーリーをこなして、
ノヴィグラドにいくと、いろいろ面白みが出てきます。